弔事の心得1

弔事の心得1

『弔事について』

秘書は、関係者の訃報を知ったら、上司が適切に対応できるように必要な情報を収集し、速やかに報告する必要があります。また今後のことも踏まえ、報告後はきちんと整理して、管理しましょう。上司が告別式などに参列できない時には、代理で参列する場合もあります。急な連絡に慌てないように、確認すべき情報は押さえておきましょう。

『知らせを受けたら』

訃報の知らせを受けたらまず、逝去の日時、逝去の経緯と死因、そして通夜、葬儀、告別式の日時と場所を確認します。関係者に連絡する場合などの基本事項として正確な情報を得ておきましょう。

次に、葬儀の形式(宗教)を確認します。形式によって香典の上書きも異なってくるためです。弔電は喪主宛てに打つので、喪主に関する情報(故人と喪主との関係、氏名、住所、電話番号)も必要な情報です。

最後に、上司の速やかな判断のため、会社の慶弔規定など、判断材料となる社内資料を収集しておきましょう。

『弔事の流れ』

通常、弔事は通夜、葬儀・告別式という順に執り行われます。通夜とは家族や故人と親しい関係にあった人が夜を徹してひつぎに付き添うことですが、現在では夜の6時、7時ごろから始まり、2時間程度で終了する半通夜と呼ばれる形式が一般的です。また、本来は、通夜に参加した場合は葬儀・告別式に参加するのが作法ですが、仕事の都合などで通夜だけで済ます人も多くなっています。

「葬儀」とは故人の親族が、故人の冥福を祈るための儀式を言い、「告別式」は故人と関係があった人たちが、最後の別れをするための儀式です。仏教の場合は『焼香』を行い、神式の場合は『玉串奉奠』、キリスト教式の場合は『献花』を行って礼拝します。

一般会葬者は告別式が終了したら帰って構いませんが、できれば出棺してひつぎを霊柩車に納め、喪主、または親族代表者が最後のあいさつをするまではいるようにしましょう。


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