間違えやすい敬語(3)

間違えやすい敬語(3)

7)「あちらで聞いて」とお願いするとき
 誤「あちらで伺ってください」
 正「あちらでお尋ねください」「あちらでお聞きになってください」

「伺う」は謙譲語です。「尋ねる」が尊敬語になります。同時に謙譲語でもあって、「お尋ねしたいのですが…」など、よく使われますね。

 

8)「言う」の尊敬語
  誤「おっしゃられる」
  正「おっしゃる」

「おっしゃる」で既に敬語のところへ、更に「られる」とつけてしまう例です。
 二重敬語、過剰敬語というようです。
「ご覧になられましたか」というのも、つい言ってしまいがちです。

 

ひとまず8つ挙げましたが、文法として正か誤か、また、その理由は何なのかをつき詰めていけば、きりがなくなってしまうでしょう。

私の経験では、
「よく分からないものは使わないほうがよい」
ということです。
自分の言葉になっていないのなら、心をこめて話せないからです。

文部科学省の『敬語の指針』では、敬語はあくまでも「自己表現」であるべきだとうたっています。

「こういう敬語を使うと、人間関係や場面について、どんな気持ちが表現できるか」
「この敬語を使うと(あるいは、使わないと)どのような気持ちが表現されることになるか」

と自らに問いかける姿勢が必要、ということです。