話し方の「癖」(3)

話し方の「癖」(3)

(6)不要な言葉

ア)「~のほう」
 例: 「書類のほうにご署名のほうをお願いします」

本来ならば「AではなくBのほう」と比較するときの言葉のはずですが、比べるものがないときでも使ってしまうケースです。

 

イ)「~というかたち」「~のかたち」
 例: 「書類にご署名いただくというかたちでお願いします」

「かたち」を使うと、かしこまった話し方をしている気になってしまうのかもしれません。
 実際の書式・形式などの「かたち」がないのならば、不要です。

 

ウ)「ちょっと」
 例: 「ちょっと書類にご署名いただきたいのですが」

「ちょっと」を入れると、ワンクッション置けるような感じになり、つい使ってしまいがちです。
「少しだけ」という意味で使うのならば、その場合は「少し」や「少々」を使います。
クッションとして用いるときは「恐れ入りますが」等のクッション言葉を使うと良いでしょう。

 

以上、ア・イ・ウ3つの例は、不要な言葉をつけず、いずれも「書類にご署名をお願いします」と伝えると簡潔で、分かりやすくなります。

 

(7)笑いながら話す

ここでの「笑う」とは、微笑みながら明るく話すという意味ではなく、鼻で笑うような、文章だと「(笑)」と入るような笑い方、笑うべきではないところで、そのような笑い方をする話し方です。
特にクレームのお電話などでは、絶対に禁物です。