耳で聞く限界

耳で聞く限界

皆さんは、会社の電話に初めて出たときのことを覚えていますか?

私は学生時代のアルバイトがビジネス電話デビューでしたが、とにかく、相手が何を言っているのかが分かりませんでした。
 
まずは、「仕事なんだからちゃんとしなくては!」ということで舞い上がり、自分の父親ほど年が離れていると思われる、貫録のある男性の声というだけで思考が止まってしまいました。

更には「お世話になっております」に始まる、それまで聞いたことも話したこともないビジネス会話特有の言葉に圧倒された、ということもあるでしょう。

そんな中、何をどうすればいいか分からずますますパニック状態になった記憶があります。

そのような事態に陥らないよう、心を落ち着かせ、集中し、耳を澄ませて、お話を聞きする。

この方法は、前回お話した「耳で聞く」の段階になります。

余計な先入観を持ったり、相手を否定したりせずに、まずはそのままを「聞く」「耳で受け止める」ということです。

しかし人間の聴力を考えると、この聞き方では限界があります。

例えば、もしも会話を録音していたとしても、通話中に聞き取れなかったものは、録音再生しても分かりません。
そもそも電話は、対面のときほど音声が鮮明でないものです。

それでは、聞き取れなかったときにどうすればよいでしょうか?