社内の人の呼称(2)

社内の人の呼称(2)

(3)外出中のDさんへ、家族の方からお電話があったとき

家族の方:「Dの家内でございます」
受け手:(誤)「D様、お世話になっております。ただいまDは外出しております。折り返しお電話させましょうか」

まず、相手をどう呼ぶかですが、「Dの家内」と言われれば、恐らくその方の苗字もDさんになるでしょう。

もし違っていたとしても、さほど失礼にはあたらないと思います。
逆に、別姓かもしれないからと「お名前をよろしいですか」と聞いてしまうほうが失礼ではないでしょうか。

敬称は、「D様」ですと、よそよそしい感じがしますので「Dさん」がよいでしょう。
もしくは、この例のように「D」というお名前かどうか確実に分かっていないのであれば、「奥様」と呼ぶのが自然です。

次に 「ただいまDは外出しております」ですが、こちらは、「ただいまDさんは、外出なさっています」と、呼び捨てにせず敬称をつけ、行動には尊敬語を使います。
よって「お電話させましょうか」も「お電話していただきましょうか」と尊敬語になります。

社外の方からの電話といっても、ご家族であれば対応は異なります。
Dさんを下げるのではなく、社内で読んでいるときのように尊敬語を用いましょう。

正しくは、
「奥様、お世話になっております。ただいまDさんは外出なさっています。折り返しお電話していただきましょうか」
となります。

また、Dさんからご連絡してもらうことになったとき、お客様であればお電話番号をお聞きしますが、奥様の場合はどうでしょうか?

「念のために、奥様のお電話番号をお教えいただけますか」と聞いたら、「主人は知ってますよ…」と言われてしまいそうですね。
この場合は、「ご自宅でよろしいですか」など、臨機応変に対応しましょう。

 

以上のように、電話だから敬称は「様」、社内の人間のことだから謙譲語、というわけではありません。

こういったケースは頻繁にはないでしょうから、万が一かかってきたときに、咄嗟に口から出ないものです。
機械的な印象を与えないよう、普段から準備しておくことが大切です。