話しやすい人 話しにくい人
挨拶のバリエーション1

第一声のあと、先方が何かおっしゃったことに対して、
『沈黙する、何も答えない』
『「はい」の一言で終わる』
『紋切り型で事務的な挨拶をする』
『ご用件とは関係のないことを聞き返す』
このような態度をとってしまうと、会話は進みません。
それは、相手を拒否・否定してしまっているからです。
逆をいうと、 場にあった挨拶をすることで歓迎の気持ちを伝えれば、 先方の信頼を得ることができます。
そうすれば、そのあとの会話が円滑に進むでしょう。
やはり、はじめが肝心です。
今回は、これまでお話しした挨拶について、具体的な応対例を挙げてみたいと思います。
1)お取引先からのお電話1
■「◯◯と申します」
・◯◯様、いつも大変お世話になっております。
・◯◯様、△△でございます、いつもありがとうございます。
■「◯◯です、こんにちは!」
・◯◯様、こんにちは!
・◯◯様、こんにちは、いつもお世話になっております!
2)お取引先からのお電話2
■先方が名乗らずに「△△さんをお願いします」と担当者を指名
・失礼ですが、どちらさまでいらっしゃいますか?
・恐れ入りますが、お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?
・大変失礼ですが、お名前だけよろしいですか
先にこちらからお名前をお聞きすることが基本ですが、これは「名乗らないような無礼な人には繋げません」ではなく、「どなたなのかを把握して、きちんと対応させていただきたい」という考えの上でのことです。
決して疑っているような口調にならないように、丁重にお聞きします。
もし心配であれば、まずは先方を肯定する一言をつけると、クッションになるでしょう。
・はい、ご連絡ありがとうございます。失礼ですが、どちら様でしょうか
・△△でございますね。確認いたしますので、失礼ですが、お名前だけよろしいでしょうか