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復唱の効用1 正確に聞き取れているか確認する

「三つのきく」を駆使することで、
・お客様に同じことを繰り返し言わせることを防げる。
・社内間の連携がとれている、と好印象を与えられる。
というお話をしました。
そうするとお客様に安心してもらえるため、本当の気持ちをお話してもらいやすくなりますね。
その際、「訊き方」=「尋ね方」のひとつとして『先方のおっしゃったことを繰り返して確認する』という方法があります。
いわゆる「復唱」です。
電話応対では、復唱は非常に大切であり、尚且つ便利であると、良いことづくしの手段です。
まずは『正確に聞き取れているか、確認ができる』ということが、一番の効用でしょう。
そしてこれは、電話の始めの部分、相手が名乗ってくれた時点から早速はじまります。
×「ムロハシと申します」
「はい、お世話になっております」
◯「ムロハシと申します」
「ムロハシ様ですね。お世話になっております」
また、「ムロハシ」というお名前は、「モロハシ」と聞こえることも考えられないでしょうか。
そのような場合でも、復唱をすれば、
「ムロハシと申します」
「モロハシ様ですね」
「いいえ、ムロハシです」
と、訂正してもらえますね。
これで、先方がムロハシ様であることが確実になります。