れ足す言葉

れ足す言葉

前回、「着られる」のつもりで、「着れる」と、ら抜き言葉を使うと、「切れる」と受け取られることもある、という話をしました。

ところで、「着る」の尊敬語はなんでしょうか?

こんな話があります。
『年配のお客様に、相手を敬い、尊敬語のつもりで「着られますか?」と聞いたら、「あなたは着ることができるのですか」と可能の意味で受け取られてしまい、「服ぐらい自分で着られるわよ!」と敷かれてしまった。』

尊敬語は、その言葉ごとに固有のものがある場合もあります。-もし、「お召しになりますか?」と聞いていたら、このような誤解は生まれなかったでしょう。

 

可能を意味する言葉で、最近誤って使われるものとして、「ら抜き言葉」の他に、「れ足す言葉」というものもあります。

「話せれる」「直せれる」「出せれる」「行けれる」

こうやって文字にすると明らかにおかしいのですが、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

これに「ら抜き言葉」を意識して、「話せられれる」と言ってしまう、ということも…。

正しくは「話せる」「直せる」「出せる」「行ける」になります。
気をつけたいものです。


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