どのように訊けばよいか2

どのように訊けばよいか2

聞き取れなかった名前を聞き返すときに

「どちら様でしょうか」

という言い方で確認する方法もあります。

しかしこれは「誰ですか」を丁寧に言っているわけで、私が知りたいのは「誰」ではなく「名前」ですので、あのときの状況では使えなかったでしょう。

それにいくら丁寧でも「誰?」と聞かれるのはあまりいい気分ではないかもしれません。

それでは、もしも二度、三度と聞き返すことになってしまうのならば、自分の状況を伝えるのはいかがでしょうか。

「申し訳ございませんが、お名前を聞き取れませんでした」

そして、もう一度名前を「言わせる」のではなく、「聞かせてほしい」「教えてほしい」という気持ちを伝えるのです。

「もう一度、お聞きしてもよろしいでしょうか」
「もう一度、お教えいただけますでしょうか」

このように「名前を訊く」というだけでも、日本語は何通りもあるのですね。
「どちら様ですか」
「お名前よろしいですか」
「お名前をお聞きしてもよろしいですか」
「お名前を教えていただけますか」

そして、
「お電話が遠いようですので」「私が聞き取れませんでしたので」
と、聞き取れなかった理由を添えたり、
「失礼ですが」「恐れ入りますが」
などクッションになる言葉を添えたりもします。

 そのときの状況にあわせて、先方に「もっと聞き取りやすく言い直そう」
 と思ってもらえるような聞き方ができるといいですね。