話しやすい人 話しにくい人
どのくらい高く出せばよいか

声の高さについては、、2音高く、5音高く、1オクターブ高く…などと言われているようです。
しかし、高ければ高いほどよいというわけではありません。甲高い音が耳にさわるという場合もよくあります。
電話応対の目的は『自分がうまく話せるかではなく、相手が聞き取りやすいか』ですので、ベストな高さを確認するには、人に聞いてもらうのが一番だと思います。
その際はもちろん、耳だけで聞いてもらいます。
電話を通して聞いてもらうのが理想ではありますが、聞く側が後ろ向きになったり、机に顔を伏せたりしてもいいでしょう。
そして「ありがとうございます」「おはようございます」など、明るく言いたい、話したいと思う言葉を聞いてもらい、言葉に笑顔が感じられたかどうかを確認してもらうのです。
きっと、そう簡単にOKの判定は出ないと思います。
そしてもし、OKがもらえたとしたら、そのときは想像以上に口角が上がっており、高さも普段より随分と高くなっているに違いありません。
それだけ、何もない状態から笑顔を伝える声を出すには、気合いがいるということです。
もし、なかなかOKをもらえない場合は、口角が上がりきれておらず、声の高さも普段とさほど変わらないのではないでしょうか。
そのようなときは、固まった顔をほぐすようにすると良いでしょう。
まず、目も口もギューっと閉じます。すべてのパーツを中央に集めるイメージです。
この状態を数秒保ったあと、今度は反対に、口も目も大きく開け、すべてを外側へ引っ張ります。
顔の筋肉を鍛える方法はいろいろあるようですが、やっていくうちに、耳も動かせるまでになります!
パソコンとにらみあっている最中に電話が鳴り、いきなり口角を上げて、笑顔で、声高めに!と切り替えるのは、なかなか難しいことかもしれません。
時折、顔の運動をすると、気分転換にもなりますね!
ぜひ、実践してみてください。