7)「あちらで聞いて」とお願いするとき  誤「あちらで伺ってください」  正「あちらでお尋ねください」「あちらでお聞きになってください」 「伺う」は謙譲語です。「尋ねる」が尊敬語になります。同時に謙譲語でもあって、「お尋ねしたいのですが…」など、よく使われますね。   8)「言う」の尊敬語   誤「おっしゃられる」   正「おっしゃる」 「おっしゃる」で既に敬語のところへ、更に「られる」とつけてしまう例です。  二重敬語、過剰敬語というようです。 「ご覧になられましたか」というのも、つい言ってしまいがちです。   ひとまず8つ挙げましたが、文法として正か誤か、また、その理由は何なのかをつき詰めていけば、きりがなくなってしまうでしょう。 私の経験では、 「よく分からないものは使わないほうがよい」 ということです。 自分の言葉になっていないのなら、心をこめて話せないからです。 文部科学省の『敬語の指針』では、敬語はあくまでも「自己表現」であるべきだとうたっています。 「こういう敬語を使うと、人間関係や場面について、どんな気持ちが表現できるか」 「この敬語を使うと(あるいは、使わないと)どのような気持ちが表現されることになるか」 と自らに問いかける姿勢が必要、ということです。『できるだけ早く返信を』 上司は取引先などから、よく祝賀パーティーの招待状が届きます。招待状が届き、出欠を連絡する返信はがきが同封されていたら、それを使ってできるだけ早く返事を出します。返信はがきには出欠どちらの場合にもお祝いの言葉を書くようにしましょう。 出席の場合は「このたびは、誠におめでとうございます。喜んで出席いたします」、欠席の場合はその理由を書くことになりますが、正直に理由を書くのではなく「このたびは誠におめでとうございます。残念ながらどうしても外せない先約がありますので失礼いたします」などと書くようにします。 『慶事に参加するとき』 上司が多忙な時は、秘書が代理としてあいさつに出向いたり、上司が高齢の場合は付き添いとしてパーティーに随伴することもあります。招待客ではなく秘書として出席することを自覚して、少し改まったスーツかワンピースを着用しましょう。 もし代理で出席した場合、受付で芳名録に名前を書くときには、自分の名前ではなく上司の名前を記入し、名前の後に(代)と書き加え、代理人が来たことを示します。 『会場内でのマナー』 受付にて祝儀袋を渡すときは「本日はおめでとうございます」などと言葉を添えて差し出します。会場の入り口で渡される飲み物は、すぐその場で口をつけても構いません。これはウェルカムドリンクといって、乾杯用の飲み物ではなく、歓迎の意味で出されるものだからです。 遅れてしまった場合、来賓があいさつしているときは会場内に入るのを遠慮しますが、立食形式の祝賀パーティーなどは会場への出入りは一般的に自由なので、わざわざ主催者に詫びに行くようなことはしなくて構いません。 また、パーティーが終わる前に帰るときは、その場の雰囲気を壊さないように気遣うため、こちらもわざわざ主催者に挨拶に行く必要はありません。