2)応対者の復唱を聞いた社内の他のスタッフは何ができるか? 例えば、先方が「Aさんをお願いします」と指名してきたスタッフの名前を「Aでございますね」と復唱すれば、電話の宛先であるAさんは、電話を代わる体勢を整えられます。 場合によっては、「それはつながないで折り返しにして」など合図を送ることもあるでしょう。 もしもAさんが席を外していたら、事情が分かる他のスタッフが電話を代われるのであれば先方をお待たせすることがありません。 また、用件を復唱すれば、他のスタッフは応対者のフォローができます。必要な資料を用意したり、担当者に不明点を確認したり、対応方法を横からアドバイスしたりするのです。 そうすれば、応対者が不必要に電話を保留にすることなくそのまま回答できるように手助けができます。   特に経験の浅いスタッフは、分からないことがあると保留にしがちです。頻繁に保留にされても良い気分のままという人は、そういないに違いありません。 「さっきから誰かに聞いているようだけれど、それだったらその人に電話を代わってほしい」と思われるでしょう。 もしも誰かに電話を代わる場合も用件が分かっているので、つなぐべき担当者に正しくつなぐことができ、たらい回しにすることを防げます。   良いことづくしの復唱を活用して、まずは正確で、そして安心感を与える応対をしたいですね。『気持ちも姿勢も安定させて』 お客様を席までお通ししたら、次はお茶の準備をしましょう。お茶を淹れたら、お盆に人数分の茶碗を並べ、茶托だけを別に重ね置きます。清潔な布巾も忘れずに載せましょう。 来客が多い場合、お盆の奥の方に茶碗を載せると不安定になりやすいです。茶碗を手前に置き、手のひらを広げて、お盆の底をしっかりと支え、反対の手をお盆のふちに添えて安定した状態でお持ちしましょう。姿勢が悪いと見栄えも悪いですし、お盆も傾きやすいです。背筋を伸ばしてドアをノックしたら、笑顔で「失礼します」と一礼して、入室しましょう。 『気づいてもらうことも大切』 複数の来客の場合は、上座に座っているお客様から順番にお茶をお出しします。茶托に茶碗をセットし右側からお出ししますが、もしテーブルの上に資料が広がっていてお茶を置きにくい場合は、お客様に気付いていただくため小声で「失礼します」と言って出します。 お茶は来訪を歓迎する意味でお出ししますので、話し中でもきちんとした出し方をしなければなりません。もし小声でお伝えすることもはばかられる場合は、丁寧に黙礼をして気づいていただき、お客様にお出ししましょう。 間違っても「お話が込み入っているから、邪魔にならないようにテーブルの端に黙って置いておこう」「気づかれないようにそ~っと出しておこう」等としないように。誤った心遣いになります。 『全ては「おもてなし」の気持ちから』 お茶出しは緊張する場面でもあります。動作がこなれるよう、必ず事前に練習しておきましょう。但し、1番大切なのは「お越しいただいてありがとうございます」という、おもてなしの気持ちです。気持ちをもってお出しすることが、歓迎の所作に繋がります。慌てず冷静に、歓迎の気持ちを込めてお出しして、会社のイメージアップに貢献しましょう。